電話回線にはいくつかの種類があってどうやって選べばいいか分からないこともあるかと思います。企業にとっては電話回線を利用する費用や工事の内容などに目が行きがちですが、それ以外のポイントもあります。

そこで今回は、企業におすすめの電話回線をご紹介しつつ、電話回線を選ぶときのポイントを解説します。おすすめの電話回線と電話回線を選ぶときのポイントを知ったうえで、自社に必要な電話回線を選んでみてください。

企業におすすめの電話回線3選!

企業におすすめの電話回線3選!

固定電話を設置するときには、電話回線を使用することになりますが、さまざまな種類があるので悩むことがあります。電話回線には種類がありますが、利用料金や性能などの違いがあります。

企業が電話回線を選ぶときには、それぞれの特徴を理解したうえで選択することが大切です。そこでここからは、企業におすすめの電話回線を3つご紹介していきます。

今一番おすすめ!【光回線】

今一番おすすめの電話回線が「光回線」です。光回線はインターネットの普及とともに需要が高まっており、最近では主流な回線となっています。光ファイバーを利用して通信を行うのが特徴で、電話の音声を光による点滅信号で通信を行う回線です。

光回線は、光ファイバーを使用しているので一度にたくさんのデータを送信でき、通信速度が速いというメリットがあります。また、光回線はアナログ回線などと異なり、通信局からの距離によって通信速度が左右されません。そのため、安定した通信が可能です。

ちなみに、光回線というのは昔は価格が高かったですが現在では低価格化されているので、利用しやすくなっています。大量の固定電話を使用する企業でも導入しやすいでしょう。

一方で、光回線が使用できるエリアが指定されており、それ以外のエリアでは利用することができません。あらかじめ自分が利用したいエリアで光回線が使用できるか確認することが大事です。

光回線が使えないならコレ!【おとくライン】

光回線は企業におすすめですが、残念ながら使用できないエリアがあります。光回線が使用できない場合には、ソフトバンクが提供している「おとくライン」がおすすめです。

おとくラインは、直収型電話サービスといわれるもので、NTTの交換機を介さずに通信を行うために料金がNTT一般電話に比べて安いという特徴があります。通常の通信では、中継電話会社とNTTの交換機を介して通信を行うため、料金が多くかかっていました。

しかし、おとくラインを利用するとNTTの交換機を使用せず、ソフトバンク専用の交換機を利用するので通信コストを削減することが可能です。また、支払いもソフトバンクのみにまとめることができるので、基本料金や通話料金を把握しやすくなります。

また、NTT一般電話とほぼ変わらないサービスが受けられる点もメリットといえます。110番(警察)や119番(消防)への通話も可能で、高いサービスを受けることができます。

工事が不要!【クラウドPBX】

最近注目されつつあるおすすめのサービスとして、「クラウドPBX」があります。このクラウドPBXはオフィス内に設置しているPBX(電話交換機)をインターネット上で管理するサービスです。インターネット環境が必要で、通常の固定電話の機能である内線や外線の機能が使用できます。

通常、電話回線を使用するにはPBXをオフィス内に設置しないといけません。そのため、設置するための工事が必要です。しかし、クラウドPBXを利用すれば、オフィス内のPBXは不要なので工事をする必要がありません。電話を利用できるまでの期間が短く、簡単に利用できるのも魅力です。

一方で、クラウドPBXはインターネット環境が必要なので、停電など災害に弱く緊急時に使用できないというデメリットもあります。クラウドPBXを利用するときには、災害時などに使用できなくなることも理解しておくべきです。

電話回線を選ぶポイント!

電話回線を選ぶポイント!

電話回線には複数の種類があり、それぞれ特徴があるので悩みますよね?電話回線を選ぶときには、選ぶときのポイントがあるのです。選ぶポイントを抑えておくことで、より満足のいく電話回線を利用することにつながります。そこで今回は、電話回線を選ぶポイントをご紹介します。

コスト削減!費用の安さ

電話回線を選ぶときのポイントとして、費用の安さがあります。電話回線は種類がいくつかありますが、種類によって価格が異なります。例えば、基本料金だけでいうと光回線を使用したものが一番安く、アナログ回線やおとくラインは少し価格が高いです。

しかし、光回線はインターネット環境を整えないといけないので工事費が少し高いという面もあり、単純に基本料金が安いだけでは全体のコストは分かりません。あらかじめ電話回線を引いて電話を利用するまでのコストを計算してから、どの電話回線を利用するか検討するのが良いでしょう。

快適に通話を行う!通話品質の良さ

電話回線を選ぶときのポイントとして、通話品質の良さがあります。電話回線によって通信を行う仕組みが違うので、通話の安定度にも変化があります。例えば、アナログ回線は銅線が長くなることでノイズが入るケースがありますが、光回線やデジタル回線では安定した通信が可能で通話の品質が高いです。

このように、電話回線によって通信の仕組みが異なるので、通話がどれだけ快適にできるかもしっかりと調べておくことが大切だといえます。

まとめ

ここまでで、企業におすすめの電話回線と選ぶときのポイントをご紹介しました。電話回線にはいくつかの種類があり、それぞれ通信方法や基本料金、通話環境などに違いがあります。

どの電話回線を選択するかによって、導入にかかる時間や手間が変わりますし、工事費など全体にかかるコストも変わります。企業の皆さんも電話回線を導入するときには、基本料金や通話環境、工事にかかる費用などを確認するようにしてみてください。